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お知らせ

整形外科と義肢装具士の大切な連携 

 

■ 知ってますか、義肢装具士

5月27日は『義肢装具の日』です。1987年5月27日に「義肢装具士法」が成立したことを記念し、日本義肢装具士協会などの関連団体が今年制定しました。

 

義肢装具士は、医師の指示のもと義肢や装具を製作し、患者さんの身体に合わせて調整する専門職です。あまり知られていない職業かもしれませんが、整形外科診療では欠かせない存在です。

 

また、パラスポーツでは選手の記録や勝敗に直接関わる存在でもあり、安全面でのサポートにおいても責任のある仕事です。

 

5月27日は『義肢装具の日』

 

義肢装具士になるには3年以上の養成課程を修了し、年に1回行われる国家試験に合格する必要があります。

 

現在日本には義肢装具士養成学校は9つしかありません。そのうちのひとつ、北海道科学大学は2025年度から義肢装具学科学生の新規募集を停止しました。そのため、2026年度はすべての養成学校 (8校) の定員を合わせてもわずか223人です。

 

第39回(2026年)義肢装具士国家試験の受験者数は186人、合格者は150人、合格率80.6%でした。

 

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■ 整形外科医は義肢・装具が苦手?

整形外科診療では、装具が治療の一部として重要な役割を果たします。しかし、医学部で『義肢装具学』について詳しく教わることはありません。整形外科医になってから、現場での実践を重ね、少しずつ知識を蓄えていきます。

 

医師の義肢装具に関する知識向上を目的に『義肢装具等適合判定医師研修会』が厚生労働省主催で毎年開かれています。4日間の完全受講が必要でなかなかハードな研修です。

 

しかしすべての整形外科医が受講するわけではありません。仕事の大半が手術である整形外科医のなかには「装具療法」に関心の低い者もいるのです。

 

写真は私が受講した第75回研修会(2017年)での展示

 

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■ 光る職人の技

装具は目的、ケガ・障害の部位、体格、年齢など、個々の患者さんに合わせて作成します。しかも、「作って終わり」ではありません。微調整を重ねることで、初めて本来の効果を発揮します。

 

診察室では

「この人にはどのタイプの装具が最適?」

「痛みをとるにはどう工夫する?」

「もっと効果を出すにはどこを調整する?」

といった、整形外科医と義肢装具士とのディスカッションが日常的に行われています。

 

整形外科医の要望に対して、義肢装具士は豊富な知識と優れた技術で応えてくれます。

 

『義肢装具の日』をきっかけに、義肢装具士の専門性と社会的役割を多くの方に知っていただければと思います。

 

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